クラウドファンディング
柚野地区唯一の商店を引き継いで
‘昔ながら×エコ’なお店=柚野商店を開き
地域の未来を守りたい
支払い総額
¥1,536,000
目標金額 ¥500,000
※終了しました
Protect the future of the region
支援者
163人
募集終了日
2022年4月30日
(終了しました)
柚野地区で唯一の商店が閉店する
富士宮市柚野地区は、静岡県富士宮市西部に位置し、縄文時代の大鹿窪遺跡を始め、道祖神などが数多くあり、地域全体が棚田で構成される美しい里山です。約2,000人の人たちが暮らしており、元々柚野で生まれ育った人たちと転入者が、お互いに共存できている地域です。
地区で日用品や食料品が購入できるお店は、数年前まで何件かありましたが今は、デイリーヤマザキ遠藤昭次商店の1軒のみ。地域の重要な拠点として、お店は地域の人々に「遠藤さん」と呼ばれ70年もの間愛されてきました。
そんな遠藤昭次商店が、この春2022年3月に店主の健康面の不安などから閉店することとなりました。このお店が地域からなくなるのは困る、それでいいのか…考えた末、このお店を継ごうと決意したのが、私、柚野地区で乳・卵不使用のパンや焼き菓子を販売している Farmer’sKitchenどってん家店主、平野映子です。
遠藤昭次さんと私に血縁関係はありません。私にとって、遠藤昭次商店は暮らしに欠かせないお店の1つでした。我が子の初めてのおつかいも遠藤さんでしたし、急な来客で食材が足りなくなった時、夏の農作業後に冷たいものが飲みたい時、子どもの文具が急に足りなくなった時、何でもすぐに買いに行けて、いつも世間話をしたりしながら笑顔で対応してくれる。更に、地域の子ども会のお祭り用のお菓子を注文したり、どんど焼きのお団子やミツマタがその季節になると店頭に並ぶ
など、このお店は地域に欠かせないお店だなと実感しながら生活してきました。
そんなお店が閉店してしまうということを2021年秋頃に聞き、寂しさと同時に「地域全体が困る」と感じました。
子どもたちに、きちんとした生活のベースのある豊かなふるさとを残していきたい…と。
お店の未来は地域の未来
遠藤さんにとっても、地域唯一の商店を閉める決断は大変苦しいものでした。できることなら、
地域のために誰かに継いでほしいが、買い物の主流が町の大型ショッピングセンターや専門店になってきている現在、「新しいことをしたほうがいいができない。情報発信の仕方もわからない」、「外と繋がりのある人に引き継いでもらえたら活気が出るかもしれない…」と悩み、私に今回の
お話をしてくださいました。
大型ショッピングセンターはとても便利ですが、町から離れた地域に暮らす人、移動手段のない
子どもやご年配の方たちには、「遠藤さん」のような個人商店は欠かせません。それは、柚野地区だけの話ではなく、全国の中山間地域で言えることなのではないでしょうか。
私と遠藤さんは血縁関係ではありませんが、新しい形で地域にお店を残したいと願う遠藤さんの
バトンを「小さなパン屋を営みながら、山里のお店でも特徴と魅力を持てばお客様は足を運んでくれる。柚野という地域にも魅力がある」と実感していた私が受け取り、引き継ぐ決心をしました。
地域の未来のためにこのお店をやろうと考えての決断となりました。
1つの商店が地域交流の生活の重要な拠点になっていくことができ、それが地域全体の未来につながっていく。このことから、引き継ぐお店の名前は地名をとって「柚野(ゆの)商店」にしようと決めました。
遠藤さんと私が想いを同じくする、柚野の未来のためのお店です。
アレルギーのある人にもない人にもエコなお店を
私が現在やっている柚野のFarmer’sKitchenどってん家のパンや焼き菓子は、卵や乳製品を一切使っていません。アレルギーのあった我が子のように食べ物を選ぶ選択肢の少ない人も「このお店にあるものは何でも食べられるよ」と言いたくて作ったお店です。どってん家のコンセプトを守るため、柚野商店をオープンさせた後も、営業日を減らして続けていきたいと考えています。
使用する小麦粉は自家栽培小麦と国産減農薬のものを配合し、ナッツやドライフルーツは有機JAS、野菜も生産者が見える近隣有機農家さんのものを選ぶなど工夫し、美味しくて安全なものを求めるお客様にも喜んでいただいています。オープンから6年が経ちましたが、ありがたいことに今や県外からも、パンを買いに来てくださるお店に成長しました。
しかし、日々営業を続けていく中で、パンを個包装の袋に詰めるたびに「ゴミを出している」という感覚が強くなってきました。元々、自宅も自分たちの田んぼの稲藁と近隣の山の土をこねて壁を作る土壁づくりにしたり、夫は多品目の野菜を育て有機農業を営んでいること等から、地産地消やエコ、SDGsなどに関心があり、プラスチック製品に頼っている感覚に違和感がありました。そんな中、量り売りのお店に出会い、訪ね歩くようになり、いつかどってん家にもゴミの出ない量り売りを導入したいと考えていました。
多様なニーズに応えること=選択の自由を
Farmer'sKitchenどってん家のコンセプトや自分の好きなものを考えれば、無添加のもの、地産地消なもの、エコなものしか商品として置かない、量り売りしかやらないという選択もできますが、私は柚野商店でそれをしたいとは思いません。
それは、地域で唯一の商店として愛されてきた遠藤昭次商店の良さ、地域の方々のニーズを知っているから。また、地域にとって必要だと思うからです。
引き継ぎ、新しく始める柚野商店では、お酒もたばこも、一般菓子メーカーのお菓子やアイス、加工品も置こうと思っています。一般的なポテトチップスの横にオーガニックのクッキーが売っている、この2つが共存できていて、どちらを購入するかはお客様が選べばいい。そんな多様性を大事にしていきたいと考えています。
柚野商店では主軸スタッフとして、地域の方たちに関わっていただこうと考えています。地域の店を地域で支え、自分の子どもだけではなく地域の子どもをみんなで声かけし見守り育てていけるような存在になれたら嬉しいです。
‘昔ながら×エコ’ 人が集える柚野商店の理想
おばあちゃんおじいちゃんは野菜や牛乳を、お父さんはお酒やたばこを、お母さんはその日の夕飯のおかずを、子どもたちはおやつを買いに来る。必要なものを必要な量だけ量り売りで買うことでゴミも最小限に。
スタッフが手造りする無添加のおかずやご飯がその日の食卓を彩る。柚野地区で採れた野菜、市内のパン屋さんのパン、お肉屋さんのお肉など生産者の顔の見える商品が並ぶ。
お店の外にはベンチがあり、買い物がてら座って地域の人がゆっくり話すこともできる。
今ある遠藤昭次商店の機能は維持しつつ、みんなのニーズに応えられる商店に。
そしていつかは、家から出づらいおじいちゃんおばあちゃんのための宅配サービスや、お弁当箱をお預かりしてお弁当箱に夕飯一式を詰めるお弁当サービス、地域にいるパティシエのケーキの注文販売や訪問美容院など、柚野地域に今はないサービスもできるお店にしていけたらと、夢を描いています。
量り売りも導入し、エコな買い物ができるお店に
昔は、容器を持ってお豆腐を買いに行ったり、三河屋さんが御用聞きをして必要な調味料を届けたりすることが当たり前だったはず。量り売りのお店をやることは、先進的なものにトライするというよりは、昔ながらの感覚を大事にした、懐かしい場所を取り戻すような感覚でもあります。
開店資金にみなさんのお力を
商店を引き継ごうと決めてから、販売許可について調べたり、改装の相談をし補助金を申請したり、一緒に働くスタッフを探したり、内装のイメージを固めたり…と予測していたことから想定外の事まで、準備に目まぐるしい日々。
改装費用の一部は補助金を申請しましたが、商品棚や看板や量り売り用のビンや計り、おかずやご飯を作る厨房設備機器などもかかってきます。いろいろ含めると100万円以上はかかることがわかってきました。小売業は未経験ですが、私の新しいチャレンジ、柚野商店の開店に、みなさんのお力をお貸し下さい。
よろしくお願いいたします!
5/1追記:クラウドファンディングを終了しました。
150万円を達成しました!ありがとうございました!!
目標金額を50万円とし、クラファンを開始し、目標金額の50万円のご支援にはクラファン開始3日目で達成となり、更に9日目には100万円を達成しました。そして4/30に150万円を超えるご支援をいただき、1ヶ月のクラウドファンディング挑戦を終了いたしました。ご支援の多さ、反響の大きさに驚き、ただただ感謝する日々です。本当にありがとうございました!
当初目標金額を50万円としていましたが、みなさまの温かいお気持ちにより想像以上のご支援をいただき、できないと諦めていたお店のロゴの作成やリフォーム前のプロの店舗クリーニング、お総菜のショーケース購入などもできるようになりました。
みなさまから温かいお言葉ももたくさんいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
5月に入り店舗リフォームも本格的に始まります。みなさまのお力をお借りしながら、柚野商店オープンに向けて準備をすすめていきます。オープンしましたら、ぜひお店に足をお運びください。お待ちしています。今回は本当にありがとうございました。
■プロジェクト実行責任者:柚野商店 店主平野映子
■プロジェクト実施開始日:2022/04/1
■プロジェクト実施完了日:2022/04/30
■プロジェクト概要と集めた資金の使途:柚野商店開店のための、棚、量り売り用ビン、計りの購入/店内厨房器具の購入/店外交流スペース用ベンチなどの購入/看板制作、広告費/各種免許(酒類、たばこ)申請にかかる費用
■柚野商店開店日:2022年5月末~6月上旬を予定
■目標金額:50万円
※目標金額に到達しなくても返金されることはなく、事業の力にさせていただきます。
また、目標金額を到達しても引き続き4/30までは支援を募らせていただきます。
Return-リターン-
クラウドファンディング
クラウドファンディングは4/30で終了しました。現在ご注文はできません。
全力応援コース
リターンはお礼状のみで全額寄付のコースです。
全力応援3,000円
全力応援5,000円
全力応援10,000円
全力応援30,000円
全力応援50,000円
全力応援100,000円
オススメ柚野近隣産品コース
ご寄付のお礼として、柚野近隣農家さんやお店の商品をお送りするコースです。(送料込)
5,000円商品ラインナップ
Farmer'sKitchenどってん家
焼き菓子5種セット
ふもとも農園のもち麦&
宮下農園の人参ジュース
近隣有機農家さんの
野菜セット
里山てるてるファーム
えごま油
10,000円商品ラインナップ
Farmer'sどってん家焼き菓子&
ホールアース農場パウンド
ケーキ&メリメロ農園ハーブティ
Cafetimeセット
近隣有機農家さんの野菜セット&
里山てるてるファームえごま油
もっと野菜が美味しく
なるセット
da:mondeの粒マスタード&
里山てるてるファームえごま油
野菜が美味しい
最強調味料セット
30,000円商品ラインナップ
10,000円リターンで
ご紹介した商品の全てが届く
ALLSTARセット
柚野商店量り売り体験チケットコース
柚野商店OPEN後に、実際にお店で使える量り売り体験チケットをお送りするコースです。
柚野商店量り売り
体験チケット(郵送)
500円券×2枚
柚野商店量り売り
体験チケット(郵送)
500円券×4枚
柚野商店量り売り
体験チケット(郵送)
500円券×8枚